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台湾史入門

台湾史入門① 台湾の先史時代

taka
今日は台湾の先史時代について勉強しようね
アイン
先史時代って?

今日のポイント

✔歴史の分け方について知ろう!
✔台湾人のルーツを知ろう!

先史時代と歴史時代

先ずは今日のタイトルにもなっている先史時代について。これは一言で言うと「文字がなかった時代」という意味だ。なのでこの時代を知るにはもっぱら考古学の力を借りる事になる。一方で文字がある時代の事を歴史時代という。

taka
日本だと旧石器時代から古墳時代あたりまでを「先史時代」、飛鳥時代以降は「歴史時代」と言うよ。

旧石器時代、新石器時代、鉄器時代

台湾の先史時代だが、これも3つの区分に分ける事ができる。先ずは一つずつ見ていこう。

旧石器時代

打製石器を主な道具としていた時代で、おおよそ5万年前から5500年前までのもの。狩猟や採集で生活をしていた。なお現在の研究によると、この旧石器時代と次に紹介する新石器時代には文化的な連続性はないようだ。つまり新石器の文化は海外から伝播したことになる。

この時代の代表的な文化

✔長浜文化
  海辺の洞窟に居住
  火を使用していた

長浜文化

引用元:淡水河溯源數位博物館


新石器時代

台湾に於いては約6000年前から4200年前の時代で打製石器に取って代わり磨製石器が使われていた。旧石器時代と新石器時代を分ける基準は2つある。1つはもちろん石器の違い、そしてもう1つは農耕の開始だ。

この時代の代表的な大坌坑文化では石鋤などが発掘されており、既に農耕が始まっていたことが証明されている。一部の研究者はこの時代の大坌坑文化を今日の原住民のルーツであると考えている。

この時代の代表的な文化

✔大坌坑文化
  貝包丁、縄文土器の使用
✔卑南文化
  玉器の使用が盛ん
  石板棺や副葬品の数々→アニミズムの存在
✔円山文化
  双口の陶缶
  大面積の貝塚

大坌坑文化

引用元:淡水河溯源數位博物館

円山文化

引用元:淡水河溯數位博物館

円山文化の双口の陶缶

引用元:文化部

鉄器時代

今より2000年前から400年前。十三行遺跡での錬鉄の作業場や鉱石の出土により、当時の人たちが既に錬鉄技術があったことがわかる。

また商業活動も盛んで中国や東南アジアと交易があったことが出土品から分かっている。使用した陶器の形や生活様式などから、この当時の文化が現在の原住民文化と相当な繋がりがあることが分かっている。

この時代の代表的文化

✔十三行文化
  人面陶缶
  ガラス、銅の装飾品
  文化はその後ケタガラン族とクバラン族に引き継がれた

ケタガラン族とクバラン族

双方とも平埔族に分類される。
✔ケタガラン族…かつて台湾北部に居住していた。商いや航海に長じていた。
✔クバラン族…人口約3千人。黒白の2色を尊ぶ。

十三行文化

引用元:淡水河溯數位博物館

十三行文化の人面陶缶

引用元:新北私立十三行博物館

今日のまとめ

以上見てきたように、台湾の先史時代は更に旧石器時代、新石器時代、鉄器時代に区分され、現在の原住民のルーツになる人たちは遅くとも鉄器時代の約2000年前、早ければ新石器時代の約6000年前に現在の台湾へ渡って来たと考えられている。

今日のまとめ

✔先史時代とは文字がなかった時代
✔旧石器時代、新石器時代、鉄器時代と時代区分はあるが、旧石器時代と新石器時代の間には文化的流動性はない。
✔新石器以降の人たちが今の原住民のルーツだと考えられている。

taka
次からは歴史時代。いきなり世界デビューしちゃうよ

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